エンジニア

プロダクトエンジニア

三谷 力也

2011年中途入社

社員はただの同僚ではなく仲間

今回はアカウントセールス兼エンジニアを担当する社員歴13年の三谷さんにインタビューを行いました。
三谷さんはネットワークエンジニアのエキスパートでありアカウントセールスも経験するエンジニアです。

入社の決め手は他にはない面白い面接

– まずは社歴、担当業務などプロフィールを教えてください。

レンジャーでの社員歴は13年半で、入社して約3年はSESとして色々な会社に常駐で入っていました。その後は自社案件に入ることが多く、MVNO新規参入支援やフリーWi-Fiのネットワーク構築などを行っていました。その後アカウントセールス兼技術担当として稼働していました。
昨年の10月頃からは技術稼働がメインになり、現在の業務は技術8:営業2くらいの割合です。自分から技術をメインにしたいと言いましたね。これまではネットワーク中心だったので今はSandvine製品の勉強をしています。Sandvine製品・DPI技術が理解できるようになれば営業もできるようになるだろうな、と思っています。

– レンジャーに入る前は何をされていたのですか?

社会人になった当初は工場勤務で製品を作るための機械を作っていましたが、油アレルギーになってしまい辞めました。その後2、3年は勉強をしながらCCNA、CCNPなどの資格を取得し、監視系会社の構築部門へ入社しました。この会社で初めてネットワークに携わりましたが、サーバ8:ネットワーク2の割合でサーバがメインでしたね。6年ほど勤めた後にレンジャーへ入社しました。

– いくつか候補がある中レンジャーへの入社を決めた理由を教えてください

入社の決め手は入社試験です。当時のレンジャーは社員がまだ5人ほどで、社長含め全員と面接をするという、ある意味圧迫面接がありました(笑)。

面接の後は全員でお酒を飲みながら語り合い(盛り上がり)、夜12時くらいから「ネットワーク構築試験だ!」とその場ののりで試験がありました。他にはない面接で面白く、そこが気に入って入社しました(笑)。

自分のやりたいことを実現できる

– 三谷さんは技術→営業→技術と経験されていますが、職種変更の経緯をおしえてください。

まず技術と営業の両方をできる方が良い、という考えがありました。技術からアカウントセールスになったきっかけは引継ぎでしたね。自分が技術担当をしていた案件の営業が辞めてしまうタイミングで営業部分も担当したいと申し出ました。なので自分が担当した顧客については営業だけしていたわけではなく、技術も担当していました。その後は技術メインでの稼働について相談して今に至ります。

社内命令で変更されたのではなく、自分の希望を相談して取り入れてもらいました。

– 技術をメインとしたい理由はあったのでしょうか?

アカウントセールスで担当していた案件がなくなったこともきっかけの一つではありますが、元々技術をメインでやりたいと思っていました。今までやったことがなかったSandvine製品を取り扱ってみたく、社内で相談したところ意向が一致したという流れです。

常に新しい技術を取得したいというのがありますね。今は新しい案件に入って勉強をしています。

案件を成功させるには事前準備が何よりも大事

– これまでで印象に残っている案件を教えてください。

技術関連では、ある案件でほぼ全ての通信が止まってしまったことがありました。社員3人で30時間ぐらいデータセンタに缶詰状態で対応しました。正常性の確認が取れた後、ビールを飲んで約28kmを歩いて帰ったのは今でも印象に残っています(苦笑)。

アカウントセールスとしては退職した人の案件を引き継いでいましたが、素敵なお客様ばかりで困ったことはなかったです。ただ営業としての知識はなかったので、本を読んで勉強していました。見積ではどの機器をどこから仕入れてくるのが良いのかなど分からないことも多かったです。機器の選定理由は深堀りしすぎても時間がかかるし、深堀りしないと後から困るし。。機器選定は苦労しましたが過程を知れたのは良かったです。今は技術として機器選定もしているので役に立っています。

– 技術面で苦労したことはありますか?

いっぱいありますね(笑)。技術を学び始めた当時はサブネットの概念が分かりりづらいと感じていましたし、アドレスの計算は実際にやってみると/24は分かるけど/29は分からないなど。ただ技術自体は覚えれば良いので簡単な部分もありますが、どちらかというと技術よりコミュニケーションで苦労しました。特に途中から関わる案件は既にある人間関係に入っていく分大変ですね。コミュニケーションの大切さを常に感じています。「こういう対応をして欲しいんだろうな」、と予想しながら動いているつもりです。

– 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

間違いなく事前準備ですね。事前準備で9割が終わって、現場での作業は1割。大体の作業が事前準備をしているからこそ成功すると思っています。技術を始めた当時は何を準備しておくべきかが分からず、とりあえず現場に行って「コマンドが分からない!」など失敗することもありました(苦笑)。
また事前準備として「適切な検証ができる」というのが重要だと思っています。「適切な検証ができる」=「技術力がある」ということだと思います。何を検証すべきか、結果はどうなっているべきか。それが理解できるようになると大きな失敗をすることが少なくなりますし、トラブルを未然に防ぐことにも繋がります。当初はこの「何が適切か」すら分からなかったです。今自分が持っている知識で防げる失敗をなくす、ということを意識しています。

– 今後挑戦してみたいことは何ですか?

Sandvine製品の知識と自動化技術を取得したいです。Sandvine・DPIについては実案件を通してになりますが、自動化関連については本で勉強することが多く、今は初心者用Pythonの本を読んでいます。あとは基本を忘れないようにネットワークの初心者用の本も読み返しています。基本的に新しい技術を取得したいときは、本と実機を使って勉強しています。

将来の方向性が見えやすい環境

– テレワークでの働き方がメインとなっていますが、どう感じていますか?

通勤時間がない分、自分の時間が増えたのは良いですが、個人的には出社して社員と直接会った方が仕事の進捗が良いように感じます。人類は原始からこれまでずーっと対面でのコミュニケーションで成り立ってきたので、まだそこまで進化しきれていない(自分が)と感じています(笑)。
体感として電話やチャットでは思いつかなかったことが直接話していると思いつくことが多くあります。

例えば今回のインタビューです。実は社員インタビューを4年ほど前に一度受けていましたが、コロナの影響で書面によるインタビューでした。今回のように直接インタビューされる方が話の引き出しが広がっているように感じます。引き出しが増えるようなプラスアルファがなくなるのはデメリットだとは思いますが、会社の方針に沿って柔軟に対応していきたいです。直接会って一緒に作業したい場合などは日程調整をして予定を立てていくことになりそうです。将来的にはテレワークを前提とした働き方に慣れる必要があるかと思っています。

– 三谷さんから見て、レンジャーはどのように変化していますか?

規則が整ってきましたね。常に社員が有利になるように規則が変わっているのは、すごいことです。他は良い意味で大きくは変わっていないように感じています。本質が大きく変わっていないからこそ自分はレンジャーに居続けていると思います。

– 三谷さんにとって、レンジャーとは?

人間関係を重視したいと思っていて、それを実行に移そうと行動している会社ですね。文化を重要視しているところもすごいと思います。
前職と比較するとコミュニケーションの質が違います。自分の社歴が長いというのもありますが、レンジャー社員はただの同僚ではなく仲間です。
自分にとっては居心地も良い環境です。技術をしたい、という要望も受け入れてくれるし、将来の方向性が見えやすい環境だと思います。規則も整っているので残業が多すぎるわけでもなく、意見も言いやすいので仮に完全テレワークに移行してもこの仲間とだったらやっていけそうですね。

技術者であれば実機を使って検証するに限る

– レンジャーへの入社を検討している人へ

技術者であれば、本を読んで勉強し、実機を使って検証してみるに限ります。個人的には”みやたひろしさん”の本が非常に分かりやすいのでぜひ読んでみてほしいです。
実機を触ってみないと分からないことも多いので、ルータなどを買って触ってみてみたり、仮想でできるものもあります。
明確にこの技術を取得したい、と決まっている場合は机上での勉強が有用ではありますが、まだ「何がしたい」がふわっとしている場合は色々な案件に入ってみると良いと思います。案件毎に必要な技術をその場で身につけていきながら、掘り下げていくのが良いですね。

一緒に働く仲間を募集しています

 

編集後記

システムソリューショングループでエンジニアとして活躍している三谷力也さんにお話を伺いました。三谷さんがどのような考え方で仕事をしているのかがとても伝わってきました。三谷さんありがとうございました!

ブログもやっています

https://www.ranger-systems.co.jp/ranger-blog/


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