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BLEゲートウェイ iGS03Mをデュアルブートで起動してみた

はじめに

先日、電車に乗っている時に駅についたタイミングでスマホのアンテナピクトが5G から Wi-Fi に変わりました。
スマホの設定で Wi-Fi を有効にしていたので、デュアルブート状態になっており、公衆 Wi-Fi を掴んだのだと思います。
その時にふと頭をよぎったのが、当社が販売している BLEゲートウェイの iGS03M は LTE と Wi-Fi 2つの通信をサポートしているので同じようなことが出来るのでは?ということでした。
ちょうどブログに何を書こうか悩んでいたのでいいネタになると思い、今回検証してみました。

■検証1:デュアルブートで起動できるか

LTE と Wi-Fi 両方の設定を入れた状態で BLEゲートウェイを起動したところ、問題なく起動できました。

ネットワークインターフェースが LTE(PPP) と Wi-Fi(sta) の2つがあり、デュアルブートされています。

ネットワーク状態を示すLEDも緑色で正常です

■検証2:デュアルブート中に SIM を抜いてみた

検証1では存在していた LTE(PPP) がなくなっています。

通常の Wi-Fi 通信時の LED はオレンジ色になるのですが、今回のケースでは赤色になりました。

ただし、通信は正常にできています(右:通常のWi-Fi接続時、左:今回の検証時)

■検証3:SIMを再挿入してみた

先ほどに抜いたSIMを挿入したところ、再びデュアルブートになり、LEDも緑色になりました。なお、今回 BLEゲートウェイの電源が入っている時に SIM の挿抜を行っていましたが、故障の原因となりますので、この記事をご覧のみなさまは実施をしないでください。あくまでも検証として実施をしました。

ネットワークインターフェースもLEDも検証1の状態に戻りました。

まとめ

今回の検証で BLEゲートウェイ iGS03M はデュアルブート可能で LTE に何かしらの通信障害が発生した場合は自動的に Wi-Fi に切り替わり、LTE 復旧後は再びデュアルブートになることが分かりました。 iGS03M を購入された方がゲートウェイ設置場所にて Wi-Fi を受信可能な場合は LTE 設定の他に、Wi-Fi の設定も行った上で、運用されてみてはいかがでしょうか。

また、今回の逆のパターン(デュアルブート時に Wi-Fi を無効化)の検証も行いましたが、こちらのパターンでも問題なく動作しました。検証結果が同じですので、詳細については省かせていただきます。

今回検証に使用した製品

BLEゲートウェイ iGS03M