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BENOCS社とは
BENOCS社は2013年にドイツで設立されて以来、世界中のお客様にネットワークトラフィックの完全な可視性を提供しています。ISPやトランジット事業者、コンテンツ事業者、クラウド事業者、CDN事業者など様々なネットワークオペレーターに対してトランジットやピアリングなどの相互接続を最適化しながら、顧客に障害や遅延のない最高品質のサービスを提供できるよう支援しています。
詳細についてはぜひはBENOCS社のWebページをご覧ください。
https://www.benocs.com/
Flow Analytics
BENOCS社では”Flow Analytics”と”Flow Director”という、お客様のネットワークのパフォーマンスを向上させる拡張性の高い製品を2種類提供しています。
今回はFlow Analyticsについてご紹介します。
Flow Analyticsは、トラフィックフロー全体を見ることでネットワークの可視性の課題を解決します。
Source ASからDestination ASまで見ることで、トラフィックがネットワークバックボーンにどのように入り、どのように通過し、どのように抜けるかが一目で可視化されます。これによりトラフィックの全体像を把握し、トラフィックの異常を迅速に発見して対応することができます。
ネットワークオペレーターの視点から開発されているため、数クリックでネットワークを深く掘り下げ、その場でリアルタイム(受信から10~20分後)にトラフィックに関する意思決定を行うことができます。
また上層部や他部門へ状況説明がしづらい、理解してもらえない、というお悩みを持っている方も多くいらっしゃるかと思います。BENOCS社の製品では分かりやすい用語を使い可視化されるため、ネットワークトラフィックに関するコミュニケーションも簡単にできるようになります。
モジュールのご紹介
実際の画面をお見せしながら、Flow Analyticsのいくつかのモジュールをご紹介します。

Flow ExplorerではASレベル、エッジルータレベルなどでネットワークデータプレーンの深い調査を行うことができます。
送信元から宛先まで、ネットワークを通過するトラフィックフローをシンプルにみることができます。ピアリングパートナーの特定、トランジット収益の評価、帯域のコスト削減など、帯域の再販営業およびピアリング部門に最適です。構築、アップグレード、および新しいピアリングロケーションを見つけるためのキャパシティと利用率に関する洞察を得ることもできます。 複数の拠点を持つネットワークでは、リモート地域での誤ったハンドオーバーによる不要な大規模バックボーン負荷を簡単に特定することも可能です。

コアプランナーでは、ネットワークのコアルーターの容量を計画できます。
SNMP ベースの利用状況分析を行い、すべてのバックボーンリンクの利用率を 1 つのページですべて確認できるほか、カスタマイズ可能な閾値に基づいて変化するグラフも確認できます。
Flow Explorer と Core Planner の相互運用性により、特定のバックボーンリンクの送信元から宛先までのトラフィックのパス全体を表示できます。
さいごに
ご紹介したBENOCS社のFlow Analyticsは2025年7月30日(水)~8月1日(金)に松江市で開催されるJANOG56の当社ブースでもデモ展示をする予定です。使い方を簡単に紹介した動画をお見せしながら、実際にデモ環境を触っていただける予定です。
ご興味のある方は、ぜひNo.103ブースまで足を運んでください!
https://ranger-systems.co.jp/seminar/20250725janog56/