採用サイトはこちら>

【社長のつぶやき】どんな人が評価されるのか

【社長のつぶやき】と題して、なるべく素の感情、言葉で私の考えを不定期で発信していきます。文字ばかりになるので読みづらいかもしれませんがご容赦ください。

今回は人の評価ついて、私がどんな考えで人を見ているのか綴ります。

当たり前の話 ~評価は報酬で示す~

まず評価は報酬で示すべきだと考えています。評価が高ければ報酬も高く、評価が低ければ報酬も低くなります。
当たり前すぎてわざわざ文字にすることではないと思っていたのですが、良い機会なのでまとめてみることにしました。

よくある話① 評価=出世の勘違い

よくある勘違いは、評価する(される)=職位が上がることだと思われているケースです。職位が上がると必然的に報酬も増えるので間違ってはいないのですが、現場で活躍しているプレイヤーがマネージャーになって無能呼ばわりされるのは、見ていて気持ちのいいものではありません。
これも今更ですが、プレイヤーとマネージャーはそもそも役割が異なるので、単純に職位を上げることは違うと思います。少なくとも私はしません。ただし、本人がマネージャーを志したいなら別です。一人一人の適性と目標を見定めて、指針を示すのが私の役割だと考えています。

よくある話② 評価のされ方がわからない

管理職が評価方法に悩むという話は多いと思いますが、評価される側が、どうすれば評価を貰えるのかをわかっていないことも多いです。期待値をすり合わせましょうとか、1on1やりましょうとか、私もよく言います。ただ、そもそも目の前のタスクで手一杯で、あまり発展性のある話ができないことの方が多いです。
そんなときは、とにかく任された仕事をやりきること。そして、手の届く範囲にある機会を逃さないことが大事だと考えます。
技術力に自信が無いとか、経験が浅いとか、そんなこと周囲は百も承知です。その上で出来ると思った仕事を上司は任せていますし、聞いてくれると思って同僚は相談します。それを拒否したり、途中で投げ出すのは論外です。ただ、完遂すればそれは成果として評価されます。
やっているのに評価されない、、という人は期待された水準に届いていないということなので、しっかりフィードバックを求めましょう。

機会を逃さないこと

どんなスター選手でもプレーするフィールドが無ければ活躍なんてできませんし、どんなセンスも活かす機会が無ければ育ちません。ポテンシャルがいくら高くても持ち腐れなので、成果を出して評価されるには機会を逃さないことが何よりも大事だと思います。

そして機会というのは打率よりも打席数です。どれだけバッターボックスに立ち、バットを振るかが大事です。当然、三振やデッドボールの数は増えますが、同じようにヒットの数も増えます。

では、どういう人が機会に恵まれるのか、私がどういう人に機会を与えたくなるのか紹介します。

機会に恵まれる人

愛嬌が良いとか、ゴマすりが得意な人、マメな人が機会に恵まれている。なんて思う方もいるでしょう。そういうこともあるかもしれません。私が思う、機会に恵まれる人、機会を与えたくなる人は以下のような特徴があります。

  • 周りをよく見て気配りができる
  • 自分から動く
  • 依頼や相談を断らない
  • 他人の悪口/陰口を言わない
  • マナーがある
  • 忖度しない
  • 感情的にならず状況を俯瞰して見れる
  • 目的と手段を分けて段階を経て達成しようとする
  • 物事を忘れない、もしくは記録に残す

こういう人は相対していて気持ちが良いですよね?色々連れていって教えてあげたくなります。そして、成長するのが楽しみなので少し背伸びした課題を出してあげたくなります。

機会を逃す人

当たり前ですが、機会に恵まれる人の逆が機会を逃す人の特徴だと思います。書くまでもありませんが、あえて書きます。

  • 周りを見ておらず自分の事しか考えていない
  • 言われてから動く
  • 気に入らない依頼や相談は断る
  • 他人の悪口/陰口を言う
  • マナーがない
  • 忖度する
  • 感情が先行して状況を主観的にしか見えない
  • 目的と手段がごちゃ混ぜになったり、一足飛びに達成しようとする
  • すぐに忘れる、記録を取らない

この中でも特に「気に入らない依頼や相談は断る」タイプの人は機会に恵まれません。理由は考えなくてもわかりますね。どんなに些細なことでも、断られるのって精神的にダメージがあります。取引関係でもそうだと思います。理由にもよりますが見積をお願いして断られたら、次からはまず別のところに相談しませんか?断られたところは後回しにすると思います。人間関係もそうです。断る人=面倒な人は後回しです。

個人的に面白いと思うのは陰口を言うタイプです。これは気を付けてください。気づかれていないと思っていても、日々の言動や態度で不思議と周囲は察していたりします。なので、割と孤立するか同じような属性でこじんまりと集まる習性がある印象です。とても勿体ないです。

なんだかんだで最後は結局、信頼関係の話

このシリーズでは毎回同じようなことを書いている気がしますが、ボケているわけではありません。

結局のところ何事も信頼関係です。評価される人は成果を出す人で、多くの機会に恵まれる人が成果を出しやすい。そして機会に恵まれる人には特徴があるという話をしました。

その特徴を一言で表すなら「他者から信頼される」ことです。普段の行いがちゃんとしていれば、仕事はうまくいくものだと私は思います。

知識や経験は大事ですが、そんなものは働いていればいくらでも身に付きます。
他者から必要とされることに喜びを感じる。そして精一杯努力する。そんな人を私は応援しますし、高く評価します。