はじめに
2025年12月12日(金)に新潟県高田で開催された ENOG88 Meeting in 上越 に参加しました。
会場の様子などをお伝えします。
ENOGとは
ENOG(Echigo Network Operators’ Group / 越後ネットワーク・オペレーターズ・グループ)は、
インターネットの技術や運用に関する議論・検討・紹介を通じて、新潟県内と近隣地域の技術者/利用者に貢献することを目的とするコミュニティです。
日本では全国規模の JANOG に加え、各地で地域 NOG が活発に活動しており、ENOG もその一つです。
詳しくは About ENOG をご覧ください。
ENOG88 Meeting in 上越(開催概要)
日時:2025年12月12日(金)14:00~17:00
会場:【bibit】コワーキングスペース&クリエイタースクール(新潟県上越市本町4丁目1-7)
当日雪の降る中、会場までは非常に寒い道のりでした。

プログラムと会場の雰囲気
今回の ENOG88 では、地域DX、IT人材育成、CATVインフラ強靭化、ゼロトラスト、コミュニティ活性、光通信分野(OFC)の紹介、コンシューマビジネスの知見、そして会場「bibit」の地域活性の取り組みなど、多彩なテーマに対して熱い議論が行われました。
当日のプログラム
・上越の地域DX推進の枠組み(ORAJA紹介等)
・ORAJAのIT人材の取り組みについて
・地方こそ宇宙産業創出の時代へ
・JCVインフラの強靭化対策(冗長構成について)
・ゼロトラストアーキテクチャの社内システムアクセス
・新潟のさまざまなコミュニティについて
・OFC(Optical Fiber Communication Conference)の紹介 & OFCに行こう~!
・会社興して20年経って初めてやったコンシューマビジネス
・bibitの取組み(地域活性化、高校生起業家支援)
詳細・公開資料はENOG88 Meeting を開催しました に掲載されています。
会場の bibit は「みんながクリエイトできる場所」を掲げる上越のコワーキング拠点で、アクセスや設備面でもイベント開催に適した空間でした。

参加で得られた気づき
・質疑応答の密度
各発表に質疑時間が用意され、登壇者へ直接質問ができます。コンパクトにまとまった ENOG の場ならではの密度感を実感しました。
・共有された地域の課題感
勉強会後には、地域事業者の皆さまから日々の運用課題や悩みなどの率直なお話を伺えました。発表だけでは見えづらい現場の肌感覚を共有いただけたのが大きな収穫です。
・利活用のヒントが得られる
勉強会後の会話を通じて、当社サービスが「どのフェーズで有効か」など、具体的な利活用のヒントを得られました。
・地域事業者と地域外事業者が交わることで新たな発見につながる
参加者は地域事業者に加え、県外の企業・団体も含まれます。アプローチは地域によって異なり、その違いが新しい選択肢や改善案の着想につながりました。
・発表以外の現場知が集まる場
勉強会後、発表テーマ以外にも担当者の業務や運用課題の情報交換が進み、実務に直結する気づきが多く得られました。
さいごに
ENOG はオンライン配信や発表資料の公開も行っており、地域の最新の知見にアクセスできます。
当社にとっても、現場の課題に向き合う地域コミュニティで継続的に学べる場であり、今後も地域 NOG への参加を通じて、知見とネットワークを広げていきます。
地域のネットワーク運用者・学生・企業の皆さま、また次回イベントでお会いしましょう!
